司法試験に合格しての暮らしってどうなの?大学在学中に合格した僕が語る

  • 2020年4月23日
  • 2020年4月23日
  • 物語

こんにちは、武藤遼です。
僕は大学4年生の時に司法試験に合格しました。

大学3年生の時に予備試験に合格した後、
試験の勉強をする必要性を感じなくなり、
自由気ままにやりたいことをやって過ごしていました。

結論としては、
あまりプライベートに変化はありませんでした。

司法試験といっても結局は資格試験なので、
合格したからといってそれがすぐに生かされるわけでもないし、
お金がもらえるわけでもないですからね。

ただ精神的に自由になったというのがでかいです。
合格した事で自信もつきました。
単純にやれることが増えたような気がします。

試験に合格して良かったこと

まず司法試験に合格して良かったこととして、
話を聞いてもらえるようになったこと。

司法試験って大体誰でも知ってるから、
司法試験と言うとまず話が通る。

この人すごいんだ。
頭いいんだ。
努力したんだ。
できる人なんだ。

実際そんなわけではないんだけど、
向こうが勝手にそう思ってくれる。

これで話がすごく楽になった。

勝手に自己紹介が終わってる感じ。

武藤遼です。
司法試験に合格しました。
大学生のうちに受かってます。

これだけ言っておけば何言っても大丈夫みたいな。

さっきも言った通り、
司法試験に合格しても、自分の中ではそんなに大きな変化はない。
自分がものすごくできるようになったとか、
万能な人間になったとかそんなことは到底思えない。

昔の自分に比べたら少しはマシな人間になった。
それくらいにしか思っていない。

ただ、周りの反応は明らかに変わる。
一目置かれてる感じがある。

そうすると、話もしやすい。
大体の人なら対等に話してくれるかなって感じがある。

合格して、特に良かったこと

話を聞いてくれるようになるってのは、
周囲の変化だけど、

自分の中で本当に良かったなと思うのは、
自分の可能性を信じられるようになったこと

わからないことや知らないこと、難しいことがあっても、
がんばればできるんじゃね??
って思えるようになったことだ。

これは自分の中ですごく大きかった。

今までだったら、

どうせ無理だろうな。
他の人でもできないんだ。
自分になんてできるはずがない。

こんなふうに思っていたはず。

それが今は違う。

他の人はできなかったけど、
もしかしたらできる可能性があるかもしれない。
工夫次第ではなんとかなるかもしれない。

そう思えるようになった。

できるできないは別にして、
そう思えるようになったのが良かった。

自分の可能性に期待できるようになった。

これは今までの自分には考えられなかったこと。

すごい人を見てもそこまで驚かなくなった。

確かにこの人はすごい。
僕よりも全然すごい。

でも、もしかしたら自分もやれるんじゃないか。
頑張ればこの人のようになれるんじゃないか。

どうせ自分なんかと諦めていた自分が、
前向きに人と接することができるようになった。

あとは、たくさんの人と会えるようになる。

これは大きかった。

僕は大学生の時に合格したので、
司法修習にいくまでに1年間の自由な期間があったのだけれども、

ここでたくさんの経験ができた。


起業家の人にあってビジネスを教えてもらったり、
I T会社に通ってプログラミングの基礎を直接教えてもらったり、
過疎地域の村の役場でインターンをさせてもらったり、
知り合いのアメリカ旅行に連れて行ってもらったり

特にアメリカ旅行は熱かった。

クラシックカーが集まるコレクションに行ったのだけれども、
ここで出会った人たちがやばすぎた。

高級車のオーナーだから、どの人もみんな異次元なのだ。

駐車場経営で稼いでいる社長もいれば、
マッキンゼーでバリバリのコンサルをやっている人もいる
もちろん医者もいた

その人たちから直接話を聞けた。
いろいろなアドバイスをもらえた。

これは自分にとって大きな経験になった。
自分の世界が広がっていく感じがした。

こういうのが日常に感じられるようになったのはすごく良かった。

この辺の人たちはやっぱり話が面白い。
一緒にいて楽しいんですよね。

ワクワクする話ができる人と付き合うのってすごく大事だと思うし、
そういった出会いは大切にしたいと思う。

合格して大変だったこと

合格した後に大変だったことといえば、

目標がなくなってしまったこと

これは本当に辛い
何をして生きていったらいいのというか、生きる気力がなくなる

僕の場合は、司法試験というのはものすごく大きな目標だった
勉強を始めた頃は、司法試験に合格するのは一握りの天才だけだと思っていた。

それだけに、司法試験に向けて勉強するというのは相当なモチベーションになった。
司法試験の僕は、僕に頑張る意味を与えてくれていた。

それがなくなってしまったのだ。

今までは司法試験に合格することを目標に頑張れば良かった。
今はそれがない。

何を目標に頑張ればいいのかわからない。
目標があることがこれだけ幸せなのかとこの時に気づいた。

司法試験に合格したら、
可能性的には合格できない試験なんてないだろうし、
今はできなくてもやればなんとかなってしまうなという感覚がある。

超えられない壁に向かって挑戦する。
そんな限界突破のような感覚がなくなってしまった。

何かに本気になれなくなってしまった。

目標を達成することよりも、
目標に向かって頑張っている方が楽しかったと思う。

試験に合格するために頑張ってます。
今勉強楽しいです。

っていう人を見るとうらやましいなーってなってしまう。

そりゃあ司法試験クラスの試験に合格したらそうなるよね。
受験生の時は、合格が人生最大の目標みたいな感じだったもん。

昔みたいに
うおおおおおやったるぜえええ
みたいな感じはなくなった。

何事も淡々とこなすようになってしまった気がする。

合格後に自由を獲得できる人とそうでない人の違い

こんな風に書いているけど
合格して誰もがこんな風になれるかというとそうじゃなくて、
当たり前だけど消えていく人もいる。

合格した時が
人生最高の瞬間でした。
そこからはずっと下り坂。もしくは平坦。

そういう人を何人も見てきた。

この違いは、余裕があるかないか。

合格後消えていってしまう人は
余裕がない人。

将来への危機感というか、
とにかく生きていく事で精一杯になってしまっている。

ただただ法律を暗記してきただけだったり、
言われたことだけをやってきて勉強した人は、
考える力が身についていない。

だから、試験には合格できるけど
それをその後の生活に応用できない。

法律の使い道、勉強の使い道がわかっていないことが原因。
何も考えず試験勉強だけしているとだいたいがこういうことになる。

合格という結果を追い求めるのではなくて、
合格までの過程で何が得られるかが大事。

いかに考える訓練を積んだか。
それがとにかく大事。

自分の頭で考えるという意識がないと上にはいけない。

僕が常々いっている三種の神器、
視点、答案分析、答案構成

これをやることで初めて考える訓練ができる

合格後も通用する思考力を身につけることができる。

この力を身につけたからこそ、
僕は独立できたし、自由な人生を獲得することができている。

やりたいことが自由にできるようになった。
その余裕があるからこそ学び続けることができている。

ただ単に予備校のテキストを使って
論点覚えて、答案書いてという勉強ではかなり厳しい。

それはただの労働に過ぎなくて、思考をしているとはいわない。

それじゃあ法律という枠からは出られないよね。
実生活に応用していくのは相当難しいと思う。

なので、考える力を身につけるしかない。
結局は能力開発をしていくしかない。

ということで、
答案分析とか答案構成やって
物事の構造を抜いたり抽象度あげたりしていくしかないんですよね。

僕より頭が良かったり、
成績良かった人ってたくさんいるけど、
それを応用できている人ってあまりいない。

結局は他人の力に依存して、
長時間汗水流して働いている。

独立して自由を獲得したいなら思考を変えないと無理です。
応用力を上げていかないとダメなのです。

大学在学中に司法試験

僕は大学在学中に司法試験に合格して、今は法律を教える立場にまでなりました。
まだ25歳です。
そこそこ若い方ではないかと思います。

武藤流ってブランドでやらせてもらってるし、
講師の活動についても基本的に自由にやっていいっていわれてる。

僕がそのようになれたのは確実に司法試験の勉強を通して変わったから。

構造を抜いたり、抽象度を上げるという訓練が
司法試験の勉強をするとかなり効率的にできるのです。

法律自体がそもそも論理的なものなので、
法律の思考をするだけで勝手に頭が良くなります。

構造を抜いたり抽象度を上げたりという能力は
どの分野にも応用できるわけです。

このレベルからすれば、
数学だろうが英語だろうが法律だろうが全て一緒です。

全て具体的な知識にすぎません。

何をやるかは重要ではなくて、
どういう意識でやるかが重要。

知識ばかり追い求めていては
そりゃあ狭い世界でしか生きられないだろうなと思います。

知識を暗記すると時間かかるよー
だからあまりおすすめしない。

もし暗記重視の勉強をしてしまっていたら、
勉強法を変えることをお勧めします本当に。

僕は司法試験の勉強を通して考える訓練をしたからこそ
これだけの自由を獲得できているのです。

どんな勉強をすれば、合格後に自由が得られるの?

それはつまり、『抽象度』を上げる勉強です。

具体的な個々の知識を見るのではなく、
全体の構造を把握する。

答案の中身ではなくて、
答案の形式面に注目する。

そうすることによって、
抽象的な世界が見えてくるようになります。

過去問を勉強するにしたって、
その答案を暗記しようとしていたら意味がありません。

だけど、どうやってその答案を再現できるのか。
答案を構成している要素は何か
どのような要件を満たしていれば答案として成立するのか。

こういった思考ができるようになると、
抽象度が上がってきます。

こういうの当たり前っていう人もいるみたいですけど、
僕はそんな人間ではなかったので、

とにかく司法試験の勉強を通して

鍛えまくりました。

具体的にいうと、
答案例を分析して、その構造を考えまくりました。

それを繰り返したおかげでだいぶいい感じになりました。

とにかく具体的な知識に走ってはいけない。
形式、構造、抽象度。この辺がポイントですね。

どんな習慣で過ごしているの?

具体的な知識に走らないことです。
常に抽象度を上げて考える。

視点を上げるということですね。

視点が低くなっていたら、
あ、やばい、視点あげなきゃ
といった感じで意識することが大事かなと思います。

あとは常に学び続けることです。

世の中にはまだまだ自分の知らないことがたくさんあって、
それを素直に受け入れて、愚直に学んでいくスタイル
それを大切にしていれば、自ずと自由を獲得できます。

ただ、何でもかんでも学べばいいってものじゃなくて、
物事には優先度があります。

自由を獲得したいなら、
抽象度をあげた視点を獲得する必要があります。

それは、司法試験の勉強を通じてできます。
僕もそうでしたけど、自信のない普通の大学生でも逆転して自由を勝ち取ることができるのです。

勉強は誰でもできるのがいいところですよね。
予備試験も誰でも受験できますし。

だからその辺を学ぶのがいいです。

自由になりたいからといっていきなり起業する人がいます。
壮大なビジョンを掲げて、資金調達じゃ!みたいな

それは本気でオススメしません。

いきなり独立して自由って得られる?

起業というと、
すごいサクセスストーリーな感じに聞こえますよね。

でも、そのように聞こえるのは
成功できるのが本当に一握りであるからであって
誰でもできることではないわけです。

しかも、今は起業したいという人も相当いるので
競争も激アツです。

能力がない人がいきなり
その領域に挑戦しても結構きついのかなと思ってます。

僕自身、今だったら起業を考えてもいいかなと思うけど、
それは自分自身の能力を鍛えたからです。

起業家というのは
学びと挑戦と失敗から成り立っています。

その中でも特に大事なのが学びで
学びの土台ができていない人にはきついです。

まずは土台を作ってから
いろいろなことに挑戦するのがいい。

過去の自分に対しても
僕は同じようなアドバイスをするだろうと思います。

司法試験も人が多いように見えて、
意外とそうでもないというのが現状です。

合格することだけを考えて、
将来を見据えて学びの土台を作ろうという意識で勉強できている人は少ないです。

だからこそ、
視野が狭くなっていて知識偏重になっている人が多いです。

合格したとか、順位がどうだったかとかではなくて、
合格した後に何を成し遂げたかだよねって思う。

だから僕はこれからも学び続けるし、
将来でかいことやりたいなって思ってます。

将来的に成功したかったり、
自由になりたかったり独立したかったりするなら、
ただ勉強するだけじゃダメで
意識を変えていかないといけないよねということでこんな記事を書きました。

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こんにちは、武藤遼です。 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 このブログは、司法試験の合格を目指す方を対象としたブログです。 司法試験という存在は大体の人が知っていると思います。 知ってるけど、でも自分には受かると思えな[…]

僕は大学1年生から勉強を始め、
大学3年生で予備試験に合格、
大学4年生で司法試験に合格しました。

予備試験に合格するまでで勉強はほぼ終えてしまい、
大学4年生の時には
プログラミングやビジネスを勉強し、
やりたいことが自由にできる生活を獲得できていました

信じられないかもしれません。
お前には才能があったんだろ?とも言われます。
僕はもともと司法試験を目指していたわけでもなければ
司法試験に合格する自信があったわけでもありません。
自分にはなんの可能性もない、普通の人間だと思っていました

そんな僕でも自信を得ることができて
司法試験に合格することができました。
今では好きなことをやって生きていけるだけの力と自由を手にしています。

学んでいけば誰でも自信を得て司法試験にも合格できる。
武藤遼が司法試験の勉強を始め、自由と独立を獲得するまでの過程は下記の記事で公開しています。

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こんにちは、武藤遼です。 今回は、僕のことを紹介する記事を書こうかなと。 僕のことを初めて知った人や、武藤流って何?って人は僕がどんな人か気になると思ったので。 ということで、早速いきましょう。こちらでは僕の過去も語っています。[sitec[…]


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