どうもこんにちは、武藤遼です。
今回は、試験前日の日のことについて話します。
予備試験の時のことです。
試験は、いよいよ明日。
人生を賭けた大一番です。
前日の朝の時点では僕はそう思っていました。
1回目の予備試験ではボコボコにされた。
次はなんとしても受からなければいけない。
そういった強迫観念が僕の中にはありました。
大学生のうちに司法試験に合格したい。
これが僕の目標でした。
大学生のうちに司法試験まで合格するとなると、4年生の時に司法試験を受ける必要がある。
そうすると、予備試験は3年生の時に合格する必要がある。
今、僕は大学3年生。だからここで絶対受からなければいけない。
そのため、今回の予備試験はなんとしても受からなければいけないと自分に何度も言い聞かせていました。
しかし、それが逆に緊張を増加させる要因となってしまいました。
絶対に合格しなければいけないと思っているあまり、緊張して緊張して仕方がない。
緊張で手が震えるし、落ち着かないし、変に興奮してしまって眠れない。
不安があったのはずっとですが、緊張でろくに眠れない状態が1週間ほど続いていました。
なんといっても、前回1500番で落ちているという事実。
これがすごくネックでした。
自分は、成長したのだろうか。
また同じように失敗するのではないか。
そもそも自分は受からないという運命を背負っているのではないだろうか。
あれだけ頑張ったのに、2000人中1500番であったという事実。
A評価やB評価の答案はなかったので、どんな答案を書けば合格するのか全くわからない。
自分は合格できるかもと思っているけど、もしかしたら自分は受験生の中で相当下のレベルなのかもしれない。
様々な不安が頭をよぎります。
緊張と不安と、真っ暗な未来。
全てがいっぺんに頭の中によぎります。
前日は、何もしない。
僕は前からそう決めていました。
受験前日に変に焦っても仕方がない。
それだったら、いっそのこと勉強はしないで、明日に備えよう。
変にテキスト確認しても、わからないところが出てきて不安になるだけだ。
そう思って、僕は何もしないでいました。
しかし、何もしないでいると逆に不安が押し寄せてくる。
勉強しても不安に駆られ、勉強しなくても不安に駆られる。
八方塞がりの状態でした。
ここまで頑張って勉強してきた。
ベストを尽くしてきた。だから大丈夫。
その自信は確かにあります。
でも、問題を見るまではわからない。
難しい問題、知らない問題が出るかもしれない。
不安はいつまで経っても消えません。
何もすることがなかったので眠れればよかったのですが、意識が高揚しすぎて眠れるわけもありません。
誰にも相談できず、緊張と不安で押しつぶされそうな時間が続きました。
できれば、明日なんか来ないでほしい。
合格して、緊張から解放されている未来に飛んでくれたらいいのに。
どうしようもなくなったので、着替えて散歩に行くことにしました。
どこへ行くわけでもなく、ただフラフラと歩く。
そうすることで緊張も紛れるだろうと思ったわけです。
外へ出ると、空は真っ青でした。すごくいい天気。
空ってこんなに明るかったのか。
家にこもって勉強尽くしになっていた僕は久しぶりに太陽を見たような感じがしました。
途切れることなく走っていく車。
昼間っから散歩しているおじいちゃんやおばあちゃん。
ランチを食べて忙しそうに会社へ戻っていくサラリーマン。
世の中は、何一つ変わらずに動いていました。
いつも通り、なんの変哲もない日常。
明日が来ることを恐れているのは、僕だけでした。
何もしなくても、明日という時間はみんな平等にやってくる。
仮に明日僕が成功したとしても失敗したとしても、世の中は何も変わらない。
明日が重要な1日かどうかは、結局その人の意識次第でしかない。
そう思った時、自分の中で何かが弾ける感じがしました。
そうか、僕が明日を恐れていたのは明日を重要視しすぎていたからだ。
予備試験を人生の大きなイベントのように感じて、明日という日に壁を作っていた。
予備試験の結果がどうだったとしても、僕の人生が終わるわけではない。
人生はまだまだ続いていく。
予備試験を意識しすぎるあまり、明日で僕の人生が終わってしまうのではないかと思うほどの重荷を感じてしまっていたことに気づきました。
そんなに大きなイベントじゃない。
失敗したとしても、人生はまだ続くし、何度でもチャレンジし直せる。
失敗したら、また挑戦すればいいだけじゃないか。
予備試験というハードルが一気に低くなり、肩の重荷がおりました。
予備試験を困難なものにしていたのは、自分だと気づきました。
絶対に合格したいと願うあまり、予備試験を高い壁のように感じてしまっていた。
自分の敵のように感じていた。
そうじゃない、彼らは敵じゃない。
受験生に合格してほしいと願って、試験を作っている。
合格して、人生を切り開いてほしいと思っているはずだ。
自分を新たなステージに上げるために受けると決めた司法試験。
いつの間にか、司法試験が人生の終わりみたいになっていました。
そうじゃない、ここからがスタートだったんだ。
そう思った時、ようやく試験に対する不安が消え、前向きになることができました。
自分自身の夢を叶えるために、司法試験に挑戦することに決めたんだった。
不安や緊張に押しつぶされていたらもったいない。
全力で、楽しんで受けよう。
不安が完全に消えたわけではありませんでしたが、ようやく試験に向かうメンタルになれたと感じました。
司法試験や予備試験は試験なので、合格する人もいれば落ちる人もいます。
でもだからこそチャレンジしがいのある試験なわけだし、簡単に合格してしまうなら受かった時の喜びもありません。
大事なことは、落ちたとしても人生が終わることはないということ。
合格しても不合格になっても同じように明日はやってくるし、同じように努力を続けていかなければならない。
終わったからといって人生が楽になるわけでもないし、何もしないで成功できるといったことはないんです。
合格は、これからの人生のスタートだ。
合格してからも、挑戦は続いていく。
そう思った人が、試験に対して前向きな気持ちになり、合格していくのだと思います。
当然、緊張はします。不安はあります。
知っている問題はほとんど出ません。知らない問題が出ます。
わからない問題もあるし、ど忘れすることもあります。
そんなの当然です。
わからない問題が出る、知らない問題が出る。
その中でなんとか正解だと思うものをマークし、答案を書いた人だけが合格の可能性を手にします。
わからないから。難しいから。勉強しなかったから。
そうやって諦めた人に試験の神様が微笑むことはありません。
わからなくても、マークする。
難しくても、答案を書く。
不安だとしても、合格を信じ続ける。
そうやって前向きになれた人が、合格するのだと信じています。
知識じゃ合格は決まりません。みんなわからないんですから。
たくさん勉強して、たくさん覚えたのに、不思議なものです。
覚えた知識は全く出ないし、見たこともない問題を解かなければいけない。
それでも、試験に合格する。それが相対評価というもの。
合格になるか、不合格になるかは最終的には採点者の匙加減なので、木にするのはやめましょう。
自分にはどうしようもできないことです。
自分できることはただ一つ。
メンタルを整えて、時間に遅れず試験会場に向かうことだけです。
試験時間に間に合えば、試験を受けるしかなくなります。
あとは全てを忘れて、試験に集中する。
それで大丈夫です。
試験直前は、誰だって緊張します。
みんな同じです。
そういうものだと思って過ごしてください。
合格したら、たくさんいいことがあります。
それを信じて、頑張りましょう。
試験を受ける方、頑張ってください。
応援しています。
もし失敗したとしても、武藤流があるので大丈夫です。
武藤流で勉強して、来年合格しましょう。
大丈夫、あなたならきっとできます。
ここまで頑張ってきたんだから。
合格を、信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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僕は大学1年生から勉強を始め、
大学3年生で予備試験に合格、
大学4年生で司法試験に合格しました。
予備試験に合格するまでで勉強はほぼ終えてしまい、
大学4年生の時には
プログラミングやビジネスを勉強し、
やりたいことが自由にできる生活を獲得できていました
信じられないかもしれません。
お前には才能があったんだろ?とも言われます。
僕はもともと司法試験を目指していたわけでもなければ
司法試験に合格する自信があったわけでもありません。
自分にはなんの可能性もない、普通の人間だと思っていました
そんな僕でも自信を得ることができて
司法試験に合格することができました。
今では好きなことをやって生きていけるだけの力と自由を手にしています。
学んでいけば誰でも自信を得て司法試験にも合格できる。
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