こんにちは、武藤遼です。
今回は、僕が予備試験に合格したときの話をします。
僕は大学3年生の時に予備試験に合格しました。
そのときの順位は20位です。
ほぼ全ての科目がA評価かB評価でした。
大学2年生の時に初めて予備試験を受けて、
その時は論文試験で不合格でした。
そのときの順位は1500番台です。2000人中1500番台です。
ほぼ全ての科目がE評価かF評価でした。
不合格:1500番台、E評価やF評価だらけ
↓
1年後:20番、A評価やB評価だらけ
人は1年でここまで変われます。
そのときの話です。
上位1%の成績
ぶっちゃけ成績通知を見てすごい驚きました。
こんなに良い成績だと思わなかったからです。
合格発表を見て合格したのは知っていましたが、
せいぜい合格ラインをギリギリクリアしただけだろうと思っていました。
今まで常に失敗かギリギリクリアかみたいな生き方をしてきていたので。
それが、なんと20番。
上位1%の成績です。
点数も300点くらい取っている。
1年目なんて1500番台、点数も180点くらいですからね。
たった1年で、
1500番くらい順位を上げ、点数も100点以上あげているわけです。
そんなわけあるんかいな。
さすがにミスではないかと思いました。
そんな高順位を狙っていたわけではなかったし、
僕の目標は常に合格ラインを超えることでした。
合格ラインを超えて合格することさえできればいい。
ずっとそう思っていました。
1年前が酷かったですからね。
そりゃあ、合格できれば万々歳なんです。
それが1年でここまで、
考えてみればすごいなと。
でも、もしかしたらこれは単なるまぐれかもしれない。
僕だけに当てはまる方法かもしれない。
そう思った僕は、他の人にも僕がやってきた方法が通用するか試してみました。
その結果、司法試験に5回連続で落ちた人を1年で予備試験に合格させることができました。
今まで5回連続で落ちていたのに、たった1年でです。
司法試験より合格率が低い予備試験に1年で合格させてしまいました。
もちろん、翌年司法試験も合格です。
1年で合格レベルに持っていくことは不可能ではありません。
むしろ、適切な努力をすれば確実にいけます。
それを知って希望を持ってもらいたいなと思ってこの記事を書いています。
1年前は酷かった
上だけ見ると華々しい限りですが、
1年前は本当に酷かった。
E評価やF評価だらけの成績で本当に落ち込みました。
お前は才能ないよ。
司法試験委員会からそう言われた気がして、なかなか立ち直ることができませんでした。
なんで俺だけ・・・
もうダメなのかな。。。
こんなに頑張ったのに、くそおおおおおお!!!!
ふざけんなよ、なんでだよ、、、
叫んでも、泣いてもどうにもならない。
悔しさだけが溢れ出ていました。
今でもそのときの感情を鮮明に思い出せます。
悲しさ、悔しさがこみ上げてきます。
その当時のことは下記の記事で書いているのでぜひ読んでみてください。
どうもこんにちは、武藤遼です。 今回は、なんで僕が司法試験の受験指導をやっているかについて話していきたいと思います。 これには僕が受験生時代に苦労した経験というものが含まれていて、同時に既存の予備校には足りないものがあると思ったからです。 […]
そのときだって、別にサボったわけではありませんでした。
真面目に勉強しています。
予備校の講義にもきちんとでたし、
部活があった日とかは、部活が終わった後に部活の格好のまま遅れて授業に参加したりしていました。
友達から遊びに誘われても、勉強があるからといって断ったりもしました。
大晦日の日もテレビも見ずに勉強していました。
眠い目をこすりながら、テキストを読み、復習しました。
勉強に捧げた1年間でした。
それでも、落ちた。
届かなかったわけです。
いや、届かなかったというより、全く敵わなかった。
実力がなさすぎて話になりませんでした。
やれることはきちんとやってきたつもりだったんで、
どうすればいいかわかりませんでした。
これだけ勉強に捧げてきたのにこの成績じゃ・・・
これから何をすればいいんだろう。。。
悩み続ける日々でした。
基本書や判例が必要かと思うけど難しいし、
出題趣旨や採点実感は何言ってるかわからないし、、
過去問を解けないし。。。
八方塞がりでどうしようもなしです。
今思うと、勉強はしていたんだけど、
ただただ自分がやりたいことだけしてて、
何が必要かを考えていなかったなと思います。
自己流でやっていて、合格につながることをやっていなかった。
みんながやっているからこれをやろうとか、
予備校で言われているからこれをやればいいみたいな感じで、
何一つ考えて行動していませんでした。
そりゃあ受からないだろうと思います。
答案の書き方を研究した
でも、ここで諦めるわけにはいきませんでした。
僕は軽いノリで司法試験に挑戦していたわけではなく、
人生をかける気持ちで司法試験に臨んでいるわけです。
僕は人見知りだし、女にもモテないし、自信もないしで、
そんな自分が大嫌いでした。
何をやってもうまくいかない。うまくいく気がしない。 こんにちは、武藤遼です。
相手に好印象を持ってもらうためには、人の目を見て話すことが大事だってよく言われますよね。それができないと、愛想が悪いとか自信がないとか言われてしまいます。
でも、これって結構難しいですよね??
人によっては簡単と言[…]
そういう自分を変えたかった。
今まで辛いことから逃げてきてばっかりだったので。
このまま行ったらさすがにまずいと。
そう思っていました。
ここで諦めたら、人生が終わる。
そのくらいの覚悟を持っていたわけです。
でも、気持ちだけではどうにもならなくて、
合格したいならきちんと実力をつけなければいけない。
そう思った僕が辿り着いたのが答案の書き方を研究することでした。
考えてみれば、1年目の僕はほとんど答案を書いてこなかった。
やったことは基礎知識のインプットと短答の過去問を解いたことくらいです。
論文の対策は全くやってこなかった。
短答に合格することばかりを目標にしていて、
最終合格を見据えて勉強することができていませんでした。
だから、短答合格後に慌てて論文をやらないといけなかった。
そんな付け焼き刃の状態では合格できません。
逆にそんな勉強をしていたからこそ、答案の書き方の重要性に気づくことができました。
短答に合格したくらいだからそこそこの知識はあるはずなのに、答案が書けない。
知っているはずの知識でも、論文だと使えないわけです。
知識があっても、答案が書けないと落ちる。
これが僕の教訓でした。
合格答案を再現する
答案の書き方といっても、
そんなことを教えてくれる人は誰もいなかったので、一人で頑張るしかありませんでした。
やったことは、答案例の再現です。
問題集には問題と解答例がある。
その解答例は、完璧な解答ではないけど自分の答案よりはいい。
少なくともこのレベルが書ければ合格はできるだろう。
そう思った僕は、答案例を再現するためにはどうすればいいかを考えました。
その結果生まれたのが答案分析の技術であり、答案構成の技術でした。
答案例を徹底的に分析し、構造から真似ていく。
そのやり方は答案を書くシステムとして体系化されています。
システムのことは以下の記事にも書いています。
こんにちは、武藤遼です。 司法試験に合格するためには、 何が大事なんだろう?? と思っている人は多いと思います。 基本書が重要だ。 判例も知らなければいけない。 いや、学説まで押さえないとダメだ。 出題趣旨・採点実感は採点者からのメッ[…]
答案を分析することも、最初からできたわけではありません。
最初は何をみればいいのかもわからなかった。
だから最初はわかるところだけを拾ってどんどん進めていきました。
わからないところは無視です。
そうやってとりあえず1周して、2周目に進む。
そうやって何回も繰り返していきました。
そうすると、
「この部分は、あの問題で見たな」
「この問題の構造は、あの問題と同じ構造だな」
そういうのがだんだんとわかってきた。
答案の構造というか、型みたいなものが見えてきたわけです。
なんだ、答案って結構パターンがあるじゃん。
そういうのがわかってきた僕は、だんだんと答案例を再現していく努力をするようになりました。
まずはナンバリングとキーワードから。
これがいわゆる答案構成です。
答案の構造だけを作って、中身は書かない。
自分の作った構造と答案例の構造を見比べて何が足りなかったかを考える作業です。
これを鬼のように繰り返しました。
合計で1000回以上は繰り返しています。
3ヶ月間ほどひたすら繰り返しました。
その結果、答案とは効果組んだというのが掴めてきた。
答案に何を書けばいいかがわかったわけです。
そうすると、テキストの読み方も変わりました。
ただ大事なところに線を引いたり、
ランク付けをしたりするのではなく、
答案にどう書くかという観点から眺められるようになった。
ここはいいこと書いてあるけど、答案には書きにくいな。
この記述は答案を書く際に役に立つな。
答案に書けるか、使えるかという視点を身につけたわけです。
こうなると、ありとあらゆることが合格につながってきます。
この分野が問題で出たら、自分だったらこういう風に答案構成して、
当てはめではこういう事情を拾うな。
頭の中でシミュレーションを繰り返しながらテキストを読む。
読んでいるだけで知識のインプットも論文の勉強も完了しています。
すごい効率よくなったし、勉強する時間も減りました。
だけど、成績はどんどんよくなっていきました。
答案力を身につけろ
その結果、2回目の予備試験に向かう前はほとんど勉強しなくなっていました。
答案の書き方がわかっているので、
いつ試験が来てもいい状態になっているわけです。
法律の知識も大事だけど、
それよりも答案の書き方の方が合格に直結する。
それを強く感じました。
その結果、1年前とは比べ物にならない成績で合格できました。
答案の書き方というのはセンスでもないし、才能でもありません。
努力によって身につけられるものです。
僕自身最初からわかっていたわけではなく、
試行錯誤の末にたどり着いたものでした。
1年もあれば十分変われたわけです。
答案が自由自在にかけると気分がいいです。
答案を書くというより、組み立てる作業です。
何が必要かを考えながら、どうすれば伝わるかを考えて構成する。
答案を書くことが楽しくなりました。
そりゃあ合格しますわなって状態になっていました。
答案力様様です。
僕より法律の知識がある人はたくさんいます。
僕より勉強時間が長い人もたくさんいます。
でも、そういう人たちを追い越して合格することができました。
それは「答案を書く」ということに僕がフォーカスした結果です。
法律の知識をただ詰め込むのではなく、
どう答案に書くかを常に意識していた。
その結果が、この成績につながりました。
速く合格したいなら、何よりもまず答案力を磨くことをお勧めします。
答案力身につけないとある程度お話にならないところもあります。
どんだけ勉強してても、どんだけ知識があっても、
答案が書けない人は正直話になりません。
それじゃあ厳しいです。
司法試験や予備試験は本番の答案だけで勝負が決まります。
それまでの努力や結果が評価されるわけではなく、
当日の出来だけで決まるわけです。
だからこそ、
知識も勉強する時間もなかった僕は、
「本番」だけに注力した。
本番にいかにいい答案を書くか。
それだけを考えたわけです。
そのために答案の書き方を徹底的に鍛えました。
これが1年間で逆転合格できた理由だと思います。
合格すると世界は変わる
ぶっちゃけ、合格すると世界は変わります。
何より、自分に自信がつきます。
これだけのことをやり遂げた。
そのことが自分に大きな自信を与えてくれます。
もちろん、周りの人も喜んでくれます。
周りからの評価も一気に変わります。
「お前、すごいな!」
会う人会う人にそう言われるようになります。
今まで会えない人とも会えるようになります。
経営者やお金持ちの人だったり、
市町村長クラスの人や国を動かしている人、
モデル級の美女だったり、
本当に世界が広がります。
世の中にはまだまだこんなに面白いことがあるし、
自分よりすごい人たちがいます。
そのことに気づけたのが僕は嬉しかったです。
まだまだやらなければいけないことがある。
やれることがたくさんある。
可能性が広がったことが、合格して一番良かったことです。
今だって司法試験の講師もしてるし、
他のいろんなビジネスにも取り組んでいます。
なぜ頑張れるのか。
それは、頑張れば変われる、結果を出せることを知ったからです。
1回落ちたときに諦めていたら、頑張らなかったら、
ここまで頑張れることはなかったでしょう。
頑張ったら変われるということを知らないからです。
そうではなく、諦めずに勉強できたからこそ、
自分を変えることができ、自信をつけることができた。
それが僕の財産です。
困難を乗り越えたという経験こそが、今の僕を支えてくれています。
これからももっと頑張っていこうと思います。
そして、困難を乗り越えようとしている人たちの支えになりたい。
そういう気持ちでやっています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
僕の過去のことはこちらでも話しているので興味があったら見ていただけると嬉しいです。
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このブログは司法試験合格を目指す人のためのブログです。
こんにちは、武藤遼です。 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 このブログは、司法試験の合格を目指す方を対象としたブログです。 司法試験という存在は大体の人が知っていると思います。 知ってるけど、でも自分には受かると思えな[…]
僕は大学1年生から勉強を始め、
大学3年生で予備試験に合格、
大学4年生で司法試験に合格しました。
予備試験に合格するまでで勉強はほぼ終えてしまい、
大学4年生の時には
プログラミングやビジネスを勉強し、
やりたいことが自由にできる生活を獲得できていました
信じられないかもしれません。
お前には才能があったんだろ?とも言われます。
僕はもともと司法試験を目指していたわけでもなければ
司法試験に合格する自信があったわけでもありません。
自分にはなんの可能性もない、普通の人間だと思っていました
そんな僕でも自信を得ることができて
司法試験に合格することができました。
今では好きなことをやって生きていけるだけの力と自由を手にしています。
学んでいけば誰でも自信を得て司法試験にも合格できる。
武藤遼が司法試験の勉強を始め、自由と独立を獲得するまでの過程は下記の記事で公開しています。
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初めまして、武藤遼といいます。 まずは自己紹介をさせていただきます。 僕は今、司法試験の受験指導をしています。大学4年生の時からこの仕事をやっています。 武藤流というブランドで教えてます。僕は今25歳なので、3年近く受験指導をしていることに[…]
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