こんにちは、武藤遼です。
今回は、知識の正確さも合格の一要素に過ぎないという話をしていきます。
正確な知識って
実は合格するための一要素に過ぎないんですよね。
合格の一要素っていうのは、
あるといいけど、でも必須ではないよねっていうもの。
〇〇先生の本に書いてあった
採点実感ではこう言われている
判例はこう述べている
これらは全て知っていればすごいよねっていう知識です。
合格に必ずしも必要かと言われると、そうではありません。
そういう細かな、正確な知識がなくても合格できます。
逆に、知識はたくさんあるんだけど
何回試験を受けても合格しない人を僕はたくさんみてきました。
大学3年生の時、ゼミに参加した
それは、僕が大学3年生の時のことだ。
2回目の予備試験を受ける前のこと、
大学生のうちに司法試験に合格するためには今年予備試験に合格するしかない。
必死の思いで勉強を進めていた。
ただ、僕には部活もあったから
勉強時間がたくさんあったわけではない。
部活があった日には平日なら2〜3時間、
休日は6時間勉強できればいい方だ。
当然、手の回らないところもたくさんある。
万全な状態というわけではなかった。
そんな時、僕はある大学の友達と会った。
どうやら、予備試験を受験する人でゼミを組みたいらしい。
誘われた以上、とりあえず参加してみることにした。
そこには、司法試験のために勉強をし、
今年予備試験を受験する人たちが集まっていた。
内容としては、予備試験の過去問を各自で解き、
それをお互い見ながら議論するという感じだった。
当日、お互いの答案を見ながら、
この問題はどう解くべきか議論が始まった。
そんな中、
議論を活発に進めていたのがA君という男だった。
お前、そんなことも知らないの?
彼は大学生活のほとんどを勉強に費やしている
いわゆる典型的な司法試験受験生だった。
基本書を読み込み、
判例集や参考書もたくさん持っていた。
これはこう論じるべきだ。
これは〇〇先生の本に詳しく書いてある。
〇〇先生の本にはこういう記述がされている。
そういう細かい話がたくさん出てくる。
僕はそういう細かい話には興味がなかったし、
合格には関係ない部分だと思っていたので話半分に聞いていた。
正直彼の答案を見ても、
ナンバリングは雑で整理されていない印象を受けたし、
細かいことを書こうとするあまり内容のメリハリがなくて、
おまけにこれ本当に時間通りに解いたのかというほど中身が詰め込まれていた。
だいぶ方向性が違うみたいだな〜と思い、
なんとなく話を合わせていた。
A君を不快にさせるつもりはないが、
内容が細かすぎるので、どうしても曖昧な答えしかできない。
そうすると、
彼は忘れられない一言を言ってきた
「お前、そんなことも知らずに
合格できると思ってるの?」
答案は非常にシンプル
細かい議論にはついていけない
おまけにその日は部活の後でジャージ姿だった
受験生らしからぬ振る舞いに
彼はイライラしてたんだと思う。
すげームカついた。
めちゃくちゃ悔しかった
なんでこんなこと言われないといけないんだと思った。
でも、相手にしてはダメだと思った。
こんなところで時間を潰しているわけにはいかない。
僕には僕でやるべきことがある。
この人と話しても無駄だ。
それ以来、僕はそのゼミに参加しなくなった。
そこは法律の議論を楽しむサロンのようなもので、
合格するためには何が必要かという現実的な問題が全く考えられていなかった。
結果、僕はその年の予備試験に合格した。
知らない知識もあったが、合格することができた。
話によると、
A君はその年の予備試験は不合格だったらしい。
その後、彼がどうなったかは知らない。
翌年の試験に合格したのかもしれないし、まだ勉強を続けているのかもしれない。
僕より知識があった人はたくさんいた
A君は、僕よりも圧倒的に知識があった。
法律のことは、彼の方がよっぽど詳しかった。
僕より知識があったのはA君だけではない。
僕より知識がある人はたくさんいた。
僕より勉強している人もたくさんいた。
僕より答案を書いている人もたくさんいた。
でも、僕より知識があった人たちが
みんな合格したかというとそうではない。
いつまでも試験に合格できない人をたくさん見てきた。
もちろん合格した人もいる。
でも、そういう人たちは大体長い時間をかけて勉強している。
正直、僕よりも効率よく手っ取り早く合格した人はそうはいないと思う。
僕は部活をやりながら予備試験に合格したし、
予備試験に合格した後は試験に向けてほとんど勉強しなかった。
知識の量ではなく、
合格するためには何が必要かを常に重視していたからだ。
枝葉の知識に惑わされず、原理原則を追求した。
そうすると、覚えていることは少なかったけど、
その数少ない知識で多くの問題に対応することができた。
おかげで、部活も思いっきりやれたし、
友達と遊ぶ時間もあったし、大学生活を満喫できた。
予備試験が終わってからの1年間は
部活のチーフを務めたり、プログラミングを学んだり、
友人と起業の相談をしたりしていた。
合格するためには何が必要かわかっていたから、
試験に向けてあくせく勉強する必要がなかった。
司法試験は自由と独立を獲得するための手段
おまけに僕の場合は司法試験への捉え方も違った。
多くの人は、
裁判官や検察官、弁護士になるために試験を受ける。
そのためには、法律をたくさん勉強しなければならないと考え、
基本書や判例をたくさん勉強している。
法律を勉強することが目的になっている人が多い気がした。
僕の場合は、法律はあくまで手段だった。
司法試験に合格したら、
裁判官や検察官、弁護士になれる。
それはあくまで選択肢の一つに過ぎない。
それよりも大事なのは、
自由と独立を獲得すること。
やりたいことを自由にやれる時間を手に入れ、
他人に依存しない生活を手に入れることがよっぽど大事だった。
そのために、司法試験というものがあった。
何色にも染まらない
可能性に満ちた自分を手に入れるために司法試験があった。
もちろん最初からそのような目的で勉強を始めたわけではないが、
勉強するうちにそう考えるようになった。
このように考えていなかったら、
僕もA君と同じように法律をひたすら勉強し続けていたと思うし、
僕の場合視野が狭くなり過ぎて一生合格できなかったと思う。
自分の能力を磨き、自由な生活を手に入れるための手段。
それが僕にとっての司法試験だった。
僕はいかに楽に合格できるかを考えた
そういうわけだから、
僕にとって法律の細かい議論はそこまで重要ではなかった。
いかに効率よく、手っ取り早く合格できるか。
それが僕にとって大事なことだった。
そうした結果、
細かい枝葉の知識を追い求めるのではなく、
原理原則の部分を大事にすることができた。
司法試験の結局は試験だ。
正しい知識があれば合格できるかというとそうではない。
本当に正しい知識があるか試したいなら、
1回きりの試験にする必要はないし、筆記試験にする必要もない。
大学やロースクールの成績とかを継続的な評価システムを取り入れてもいいし、
試験だって口述で知識を確かめることができる。
でも、そうなっていないのは本当に求めていることが別にあるからだ。
法律というものがあまりにも奥深すぎる故に、
司法試験の場合は知識が全てだと誤解されがちだ。
より細かく、より正しい知識を知っていた人が合格する。
そう思う人がかなり多い。
しかし、全くそんなことはない。
所詮はペーパーテスト。
いくらいい考えが頭に浮かんでもそれを答案に表現できないとダメだし、
時間内に答案を書き上げないと合格しない。
採点者に読んでもらえないと合格しない。
そういった試験という観点から、
相手が求めていることはなんなのか考えた。
勉強時間が確保できず細かい知識に頼るのは無理だったからこそ、
そうではない、別の戦略を考えた。
それが今の武藤流につながっている。
本質を捉え、
短い勉強時間と少ない知識で合格する。
それが武藤流の強みなんだと思う。
速く合格したい人こそ、このやり方は合うと思う
そんなわけだから、
僕のやり方は合う人合わない人がもちろんいると思う
- とにかく速く合格したい人
- 細かい知識を覚えるのが苦手な人
- 勉強時間が確保できない人
- 分厚い本を読むのが苦手な人
- 合格が最優先の人
- 自由と独立を獲得したい人
- そのための手段として司法試験を捉えている人
- 本質的な思考ができるようになりたい人
- 合格後も通用する思考力を手に入れたい人
こういう人にとっては、武藤流はぜひともおすすめできるものだと思う。
というか、最高の方法だと思う。
逆に、
〇〇先生は〜とか、
この判例は〜とか、
出題趣旨や採点実感には〜と細かいところまで勉強して
法律の議論を楽しみたいんだみたいな人には向いていないかもしれない。
武藤流はそういうものではない。
より速く、より効率的に、より楽に合格するためのメソッドだ。
法律の議論に強くなるためのものではない。
司法試験をバネにして、
その後の人生を自分の力で切り開いていく。
そういう人にとっては最高のものだと思うし、
僕もそういう人と出会いたい。
既存の概念にとらわれず、
よりクリエイティブに、人のやらないことをやる。
そういう志を持った人が
武藤流を通して育ってくれればいいと思っています。
司法試験は、
僕たちが未来を切り開くための手段です。
武藤流で学んで、
世の中に新しい価値を提供できる人が増えてくれるといいなと思います。
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僕は大学1年生から勉強を始め、
大学3年生で予備試験に合格、
大学4年生で司法試験に合格しました。
予備試験に合格するまでで勉強はほぼ終えてしまい、
大学4年生の時には
プログラミングやビジネスを勉強し、
やりたいことが自由にできる生活を獲得できていました
信じられないかもしれません。
お前には才能があったんだろ?とも言われます。
僕はもともと司法試験を目指していたわけでもなければ
司法試験に合格する自信があったわけでもありません。
自分にはなんの可能性もない、普通の人間だと思っていました
そんな僕でも自信を得ることができて
司法試験に合格することができました。
今では好きなことをやって生きていけるだけの力と自由を手にしています。
学んでいけば誰でも自信を得て司法試験にも合格できる。
武藤遼が司法試験の勉強を始め、自由と独立を獲得するまでの過程は下記の記事で公開しています。
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