答案構成を繰り返したら2ヶ月で優秀答案になった話

こんにちは、武藤遼です。

今回は、僕が司法試験の論文の勉強をした時、
一気に成績を上げた時の話をしようと思います。

司法試験に興味がある人はぜひこちらの記事も読んでみてください。

メッセージ

こんにちは、武藤遼です。 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 このブログは、司法試験の合格を目指す方を対象としたブログです。 司法試験という存在は大体の人が知っていると思います。 知ってるけど、でも自分には受かると思えな[…]

答案構成をやっていたら優秀答案に

これは、僕が論文の勉強を本格的に取り組んだ時期の話です。

大学2年生の冬ですね。

僕はE評価やF評価を連発するほど
論文の書き方がわからなかった時から、

答案構成を繰り返したことにより
2ヶ月ほどで優秀答案になることができました。

当時受けていた答練で
僕の答案が優秀答案として掲載されたのです。

3ヶ月くらい経った時には
答案を書くための戦略がほぼ完成し、
いつ試験が来てもいい状態になりました。

信じられないかもしれません。

しかし、これが答案構成の威力です。

せっかくなので、
その時のことを振り返りたいと思います。

僕は1回目の予備試験に落ちた時、
1500番台で不合格になりました。

そこから、これはまずい。
論文の勉強をしないと合格できないと気づき、
論文の勉強を本格的にやり始めました。

とはいっても、
何をやればいいかわかりません。

そのころは勉強を始めてから1年半ほど経った頃で、
この頃になると予備校のカリキュラムが終わり、
自分で考えて勉強しなければいけない時期でした。

予備校は何も言ってくれないし。
どうしたらいいのだろう。

そう悩んでいました。

答案例を真似してみた

ひとまず、やったことの復習をしなければ。

予備校の講義は受けていたが、
スケジュール的に忙しくて聞いただけになっていた。

兎にも角にもこれを復習しないと始まらない。

まずは論文の講義でやったことを復習することにした。

論文の授業を受ける時には、予習として答案構成をやっていた。
答案を書く時間はないので、答案構成くらいはやっておこうと思ったのだ。

当時の答案構成は論点だけ書いたメモのようなもので、
お世辞にもいい答案構成ではなかったが、
それのおかげでとにかく答案構成という勉強法だけは頭にあった。

これでうまくいくかなんてわからないけどなー
失敗する可能性もあるしなあ

でも、他に何やればいいかわからないし
とりあえず答案構成をやってみるか

せめて今まで扱った問題の答案構成くらいはできるようになろう
そこからまた修正していけばいいや

ということで、答案構成を始めることにした。

答案構成とは、答案の構成を考える作業

問題文を見て、書くべき内容を洗い出し、
ナンバリングを考えて、答案の構造を決定する。

答案構成のいいところは、
内容を細かく書く必要がないところだ。

論点名を出して、ナンバリングを決めればいいので、
細かい知識がなくてもすぐに取り掛かれる。

これなら答案を書かなくていいから楽だ。
答案を書く知識がない僕でも続けられそうだ。

ようやく勉強が楽しくなってきたと、
いろんな問題を答案構成していった。

だんだんと答案が書けるようになった

実際答案構成はやりやすかった。

問題文を読み、何が論点となっているかを考える。
そして、自分が答案を書くとしたらどういうナンバリングにするかを考えて答案構成をする。

わからなかったら解答例があるので、
それを見れば良い。

これならできる。
そう思って答案構成を続けた。

最初は答案構成すらできなかったが、
繰り返していくうちに徐々にできるようになっていった。

正直これで合格に近づいているのかわからなかったが、
これしかやれることがないので仕方がない。

手当たり次第にどんどん答案構成をやっていく。

延々と答案構成を繰り返した。

そうすると、
わからないものもだんだんわかるようになってくる。

答案構成をし、
解答例を見て自分の答案構成と比較する。

これをただ続けただけだ。

やっていくたびに気づくことが増える。

なるほどね、ここはこうなっていたのか。
だからこうやって書いてあるのか。
こことここは確かに対応しているなあ。

なぜこのようなナンバリングになっているのか。
どうしてこのような順番になったのか。
ナンバリングの階層が違うと何が違うのか。

そういうことが徐々にわかっていった。

いつの間にか優秀答案に

答案構成のもう一ついいところは、
やるたびに新たな気づきがあるということ。

繰り返すたびに気づくことがあるから、
これがやめられない。

答案ってこう書くのか。
法律はこういう論理で成り立っているのか。

こういうのがわかるから楽しかった。

答案の構造がわかると、
自分でも答案を組み立てられるようになってくる。

そうすると、自分でも答案を書いてみたくなる。

当時は週に1回、答練を受けていたので、
そこで答案構成を試してみることにした。

問題を読んで、論点を洗い出し、
ナンバリングを決め、答案の構造を決定する。

いつもやっていたことをやるだけだ。

いつもと何も変わらない。

答案の構造が決まっているのだから、
中身はともかく答案としては形になる。

満足のいくものではなかったが、
なんとか答案を書ききることができていた。

そんな時、
同じ予備校に通っていた友人から声をかけられた。

「そういえば、お前の答案優秀答案に載ってなかった?」

そもそも友人に言われるまで、
僕は優秀答案が公表されていることすら知らなかった。

そんなものとは無縁だと思っていたし、
あまり成績には興味がなかったからだ。

友達に優秀答案が公表されている場所を教えてもらって、
スマホで見てみた。

そうすると、確かに僕の答案が載っている。

名前は隠されているが、
これはどう考えても僕の字で、僕の答案だ。

成績を見ても、僕の番号が1番のところに載っている。

マジか、マジだ!
僕の答案が優秀答案として載っている!

こんなこと初めてだ!
ようやく努力が報われた!!

僕はただただ答案構成をやっていただけだ。
答練でもそんな満足のいく答案を書けたわけでもない。

それでも、
確かに優秀答案は僕の答案だった。

そこからは、もう一回優秀答案に載りたいと
さらに気合を入れて答案構成をした。

おらおらおらおらおらああああーーー!!!!
なんぼのもんじゃあ!!

ひたすらに答案構成をやりまくった

答案構成をやっているだけで優秀答案になれたのだから、
一応答案構成は効果があるということだ。

僕はとにかく答案構成を繰り返し続けた。

とはいっても、新しい問題に手を出したわけではなく、
ずっとやった問題の復習を続けていただけだ。

新しい問題には全く手を出さなかった。
復習だけで僕の受験勉強は終わった。

そうすると、2回、3回と優秀答案に載るようになった。

成績も安定して好成績だった。

ここらへんに来ると楽しくて楽しくて仕方がなかった。
やればやるほど効果が出ることを実感した。

僕としては答案の構造が組み立てられるようになっているだけで、
いまだに内容が伴っている実感はなかった。

それでも優秀答案になっている。

ということは、
答案の構造を組み立てられることが合格の鍵なのだと気づいた。

みんな法律の知識は覚えているけど、
答案の構造を組み立てることはできないらしい。

そうでないと、
僕の答案が優秀答案に載るはずがない。

そこらへんから、
合格するためには何が必要なのかがわかっていった。

僕は答案の構造を考えることに力を入れるようになった。

答案の具体的な中身ではなく、
形式面に注意して答案例を見るのだ。

それを繰り返した結果、答案構成が得意になった。

その時点で、確実に試験に合格できると確信した。

問題を見れば、答案の構造が頭の中で組み立てられるようになったからだ。

予備試験の合格者は約400人。
ここまで答案構成を極めた人はそうはいないだろう。

それがすごく自信になった。

答案構成ありがとう!!

成績上がるとモチベも上がる

いかがだったでしょう??

優秀答案に載ったのはラッキーだったのかもしれません。
単なるまぐれかもしれません。

ただ、自分の答案が優秀答案になると実際モチベ上がります。

優秀答案じゃなくても、
答案書いてそれなりの評価もらったら大体モチベ上がります。

僕もこの時の感覚はいまだに覚えています。

今考えてみると、
答案構成をただやっていたからではダメで、

何が良かったかというと、
答案例の分析を通して、答案例を見る視点を養っていったからだと考えています。

答案構成よりかは、
答案例を分析する視点が大事だったと今振り返って思います。

だから僕は、
視点、答案分析、答案構成を三種の神器と読んでいます。

武藤流の教材も、この三種の神器をベースに作られています。

特に視点は大事で、
これを身につけたら相当効率よく勉強できるだろうなと思います。

合格者の視点なんですけど、学べば受験生でも身につけられます。

いきなり答案構成やっても時間かかると思うんで、
まずは答案分析をやって答案の構造を学ぶのがいいのではないかと思います。

論文の勉強を始める時には、
答案分析とか答案構成から始めるのは手っ取り早いのではないかと。

答案分析についてはこちらで話しています。

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こんにちは。武藤遼です。 今回は、司法試験の勉強をこれから始めようと思っている人が何から勉強すべきかについて書いていこう…

答案構成をやってから、
僕の人生はどんどんいい方向に向かって行きました。

それを詳しく書いたのが下記記事です。

僕がどうやって答案構成をやった後に
司法試験に合格して、その先のステージへ進むことができたのか。

それを語っている記事です。

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追伸

答案構成についてはこちらの記事でも話しています。
同じことですが、別の角度から話しているのでまた新たな発見があると思います。

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こんにちは、武藤遼です。 今回は、僕がやってきた答案構成について話したいと思います。 僕は、答案構成を1000回以上繰り…

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僕は大学1年生から勉強を始め、
大学3年生で予備試験に合格、
大学4年生で司法試験に合格しました。

予備試験に合格するまでで勉強はほぼ終えてしまい、
大学4年生の時には
プログラミングやビジネスを勉強し、
やりたいことが自由にできる生活を獲得できていました

信じられないかもしれません。
お前には才能があったんだろ?とも言われます。
僕はもともと司法試験を目指していたわけでもなければ
司法試験に合格する自信があったわけでもありません。
自分にはなんの可能性もない、普通の人間だと思っていました

そんな僕でも自信を得ることができて
司法試験に合格することができました。
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学んでいけば誰でも自信を得て司法試験にも合格できる。
武藤遼が司法試験の勉強を始め、自由と独立を獲得するまでの過程は下記の記事で公開しています。

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